Your Name 「君の名は。」

20/10/2016 § コメントする

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今月、5−16まで、ロンドンフィルムフェスティバル、という映画祭が行われておりました。毎年開かれている、映画祭で、毎年何本かの日本の映画が招待されており、見たいと思った映画が2本ありました。

一本は、是枝監督の、「海よりもまだ深く」、

そして、もう一本は、新海誠監督の、「君の名は。」

見てまいりました。

是枝監督は、歩いても歩いても、や、海街ダイアリーなど、好きだなあ、とファンなので、最新作も期待。相変わらずの大きな事件は起こらないけれど、家族の描写に、俳優陣の素晴らしさに、満足。

そして、日本でも、多くの人に支持されている、「君の名は。」は、私は普段あまり見ないアニメーションの映画で、ロンドンのこの映画祭でも、アニメーションとしては、初めて招待された作品だそうです。

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オットを誘ったのですが、海よりも、は、平日の昼間の会しかチケットが残っておらず、断念、君の名は、は、アニメーションなんだけれど、というと、僕はいいかな〜と、あまり乗り気でなく。一人で映画、行くもんねー。

会場が暗くなり、オープニングの、短いCMがかかり、、映画が始まる、と思ったら、いきなり会場が、パーっと明るくなり、女性が登場、マイクを持って話し始めたと思ったら、新海監督が、舞台袖から登壇! 観客からどよめきが起こりました。舞台挨拶など知らされておりませんでしたので。

喜怒哀楽の全ての感情を含んだ、見たあと明るい気持ちになれる映画を作りたかった、ロンドンには、9年くらい前1年近く住んでいたので、懐かしさもあり、こんな形で戻ってこれて嬉しい、などお話しされておりました。

映画は、皆さんと同じに、大変満足。

始まりの第一シーンから、終わりまで、文字どおり、現実からすっかりと抜け出して、映画の世界にどっぷりはまり込んだ約2時間、映画以外は何も一切考えず、感じず、その世界に身を委ねる快感を久しぶりに味わいました。

映画が終わると、大拍手、そして、普通、映画終了と同時に、どんどん退場していくロンドンの観客、エンドロールが、終わっても7割以上の人が席に残っており、エンドロールの最後が終わると、座ったまま、また拍手。会場が明るくなって、皆さんのろのろと腰を上げたのでした。

日本人と見られる方は、1割くらいしかいない会場で、この反応、なんだか、同胞として、ウレシクなったのでした。

 

 

娘の辞表

17/10/2016 § 2件のコメント

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車で、家の前にバックで入ってきて、バックミラーを見たら、家の窓から二匹が首を長くして、必死に外を見ていました。ごめんね、ちょっと全員で留守にしただけなのに、待っていたんだよねえ。。。

皆が出かけると、いつ帰ってくるのかな?と、もう帰って来ないのかも?とか、思うのでしょうか? 一緒にいれば別にベタベタするわけでもないのに、不思議なものです。

 *

昨夜、長女が、オットと私に、助言を求めてきました。

大学卒業以来、6年近く、日本、香港の海外を含め、ロンドンと3カ国で、親の欲目で見ても、真面目に勤め上げ、年齢不相応とも思われるまで上り詰めた年収と役職を捨て、勤務先の会社を退職するべく、辞表の添削を頼まれました。

海外勤務になった、長年お付き合いしている彼に、ついていくそうです。

親としては、大変複雑です。結婚の考え方が日本とは違うとはいえ、せめて結婚して、というわけにはいかないのか、今までも遠距離でうまくやってきた時期もあったのだから、もうしばらく辛抱できないのか?

キャリアも、もったいないし、心配もつきません。

仕事の代わりはあるかもしれないけれど、彼の代わりはない、と、確かにそうなのでしょうし、He is the one.  彼が、彼女の運命の相手と信じたいし、信じているけれど、でも、でも、親としては、とても心中、複雑です。

子供はいつだって、親の思い通りにはならない。わかっているつもりですが。

辞表には、この6年、有意義で、かけがえのない時間を過ごした、とか、書き足すべき、などと助言し、3人で、部屋の隅にあるプリンターから一行づつ、ジコジコと言いながら、出てくる退職願を、じっと見つめたのでした。

 

Window Shopping

13/10/2016 § コメントする

日本と家の作りがだいぶ違うこの国。

築100年など当たり前、1600年代にたった家などが、未だに、実際の居住空間として現役で、問題なく使われていたりします。建物は、レンガや、石で作られており、この国には地震も台風もなく、火事になっても、燃えるのは内部だけで、外側はそのまま、と強いので、日本とは、「ずいぶん違う」と言って間違いないでしょう。

キッチンやバスルームなども、各家庭、個性豊かで、自分のしたいようにするこの国では、作り付けのユニットバス、などほぼ存在せず、バスタブ一つ取っても猫足のものから、フレンチスタイル、などなど、よりどりみどり。

また、家やインテリアにかける情熱たるや、日本人とは桁違いで、着るものはどうでも良い人でも、家には湯水のようにお金を使う人も多く、価値観が違うんだなあ。。と。

で、我が家、今の家に引っ越してきて、12年、ついに、窓をほぼ全て、入れ替えることになりました。窓も例外ではなく、ステンドグラス入りのものや、窓の枠の中に仕切りがあるもの、針金が入っているものなど様々なバリエーションの中から選ぶことが可能です。

我が家の窓は、一応、今までも寒冷地仕様に、2重窓にはなっていたのですが、幾分、前に住んでいた住人が、ずいぶん前に変えたきり、窓枠も相当痛み、2重窓の中に水分が入り込んで、白く曇って、勝手に曇りガラスになったりしておりましたので。

文字通り、ウインドウショッピングです。

窓の形や大きさ、窓枠の色も、開け方も、ずべてオーダーメイドで、注文になります。

注文してから、大きさをはかりにくる特別な人が我が家にやって来て、いきなり窓枠をドライバーで一部ベリベリと剥がし、中を確認しながら、正確にサイズをはかり、じゃあ、8週間待ってね!!!(驚)といって帰って行きました。

夏に注文した窓は、気温10度を切る秋になって、出来上がり、取り替えには一週間以上かかるので、よろしく、と言われ、今週、ついに、窓の取り換え工事が始まりました。

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いきなり、窓を枠ごと、ガンガン外し、家が崩れないように、窓枠の支えを立てて(怖いよ〜)

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メキメキ、バキバキ壊すは、外すは

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新しい窓を、必死にはめ込む職人さん。窓枠に近いレンガが一枚、飛び出ていて、入らないと四苦八苦。

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今まで、お世話になった窓さん、さようなら。

ということで、一週間、朝から晩まで、音と埃を避けながら、一部屋に犬二匹と、こもっております。ご想像の通り、家中、埃舞い散り、家具はあちこち移動、寒いのに、ドアも、「窓」も開けっ放し、というか、ない?し、じっと我慢の子であります。

明日はトイレとお風呂場の窓だそうで、あと一息。早く終わるといいねえ、

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夕方、やっと散歩に出かけたら、マロニエ、馬栗の実が、頭上にボトボトと落ちてきました。

すっかり秋ですね。

 

Put to sleep

10/10/2016 § コメントする

今日は、ちょっとセンシティブな話題です。ごめんなさい。

ご存知イギリスの女王様、エリザベス2世は大の犬好きで知られています。特に、コーギーが大のお気に入りで、彼女の行くところどこでもついていき、4年前のロンドンのオリンピックの開会式でも、ジェームスボンドとヘリコプターから飛び降りる前に宮殿の中を歩いている時もコーギーが一緒に足元を走っておりました。

そのうちの一匹、ホリーが亡くなったそうです。

記事はこちら

一時はたくさんの犬と暮らしていた女王様ですが、コーギーのホリーを失い、残るのは、ウィロウというコーギーと、コーギーとダックスのミックス犬、キャンディーと、バルカンの三匹のみになりました。2012年以降、新しい犬は、もう飼わないとお決めになったようです。もちろん、ご自身の年齢を考えて、自分が亡くなった後に、犬を残したくない、というお気持ちから。

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そして、数日前、13歳で、病気だった、ホリーを、put down 女王、自らの意思で、安楽死させたとのこと。

この国で犬を飼う人々の口から、こちらに来て間もない頃、put down , put to sleepという言葉をきいた時は心底驚いたものでした。

仏教信者か?と言われると、違う、と断言できる自信がある自分ですが、まだ、心臓が動いているのに、自らの意思で、命を奪うというのが、どうしても腑に落ちなかったでありました。

でも、今、周りで犬を飼っているたくさんの友人たち、ほとんど、みなさん、自分の愛犬の最後は、安楽死です。なぜ?と踏み込んで聞いてみると、歩けなくなって、匂いを嗅いだりできなくなって、自然界ではそれでは生きて行かれない状態になったら、こちらで、終わりにしてあげるべきだ、というのがこちらの常識に近い、共通の考え。

自分が、本当にそれができるのか、そうするのか? 勇気も、覚悟も全くありませんが、歩けなくなったら、ご飯が食べられなくなったら、というラインは、覚えておこうと思っています。特に大型犬の場合はなおさらです。

元気に歩いて、クンクン匂い嗅いで、行きたいところへ行かれて、そんな自由をなるべく長く続けられるように、それを望むばかりです。そういえば、人間も、この国では寝たきりの方はいないのだよなあ。。胃瘻や人工呼吸器で、というチョイスは、ほとんどないな、そういえば。

我が家の老犬ピップくんもあと少しで、15歳。20歳目指して、頑張ってもらおうと思います。

できるのは、毎日、愛してあげること。

そして、おやすみの挨拶の時、ずっと大好きだよ、と言ってあげること。

これだけは絶対に忘れずに、ね。

小さなまちで アランデル

04/10/2016 § 2件のコメント

今回の旅で、ランチは外で食べようね、と言って、ホテルから訪れたすぐ近くの小さな町。

Arundel という静かで、小さいけれど、町の中に川が流れ、大きなお城と聖堂のある町でした。

この辺りに多い、少し優雅で、かわいらしい町。

町には、チェーンではない、個人経営のカフェや、レストラン、そして、たくさんのアンティークショップが軒を連ねており、覗いて歩くのが、とても楽しく。大きいものから小さいものまで、ありとあらゆる、ジャンクにしか見えないものも含み、あっという間に時間が過ぎます。

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アンティークショップにつられていた、古いフランスのシャンデリア。白くて、優美で、オットと一目惚れ。真剣に買い求めようかと話しましたが、全体の長さが1メートル。天井が4mはないと無理だよねえ・・・・と、諦めました。

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こんな車も、停まってる。あ、、いつかこんな車に乗ってみたい

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軽いランチ中。あちこちのカフェに、Dog Welcome、と看板が出ています。ブロッサムさんもこのとおり。町の真ん中の小さい広場を見下ろす、カフェの2階で、高みの見物のぶぅさん。

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食事を終えて店を出たら、ちょうど、男性が、店の前の通りに、バイクを止めているところでした。で、見て見て、このバイク! 僕、車、乗らないので、犬を連れて歩くのにちょっと困って、考えて小さい頃から、慣らしたんだよ、とのこと。雨が降ったら、専用のビニールカバーをかけるんだ。と話していました。可愛がられています。

田舎は、犬に優しいんだなあ。。。

あ、ちょっとだけ残念だったのは、この町のお城はわんこさん、NGでありました。

そして、海辺のホテル

02/10/2016 § 2件のコメント

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玄関到着、興味津々

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お部屋には天蓋付きのベッドがドーン。

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ワンコさん、ウエルカムの海辺のホテル&スパ!

お部屋も建物も(私たちが泊まった部屋は、海が遠くに見えて、茅葺屋根でありました)スパには、外プールに屋内プール、ジムにセラピールームも完備。庭にはヘリコプターも降りられますよん。

海までは歩いて、7−8分。ビーチもほとんど貸切状態。天気も良くて寒くもなかったけれど、やはり9月も半ばの平日だからでしょう。

スライドショーには JavaScript が必要です。

ダイニングは犬が入れませんが、部屋にブロッサムさんを置いていくのは忍びないので、朝は、ラウンジで、いただきたいとお願いしたら、テーブルクロスを持ってきてくれて、ちゃんとセッティングしてくれました。ありがたい。

料理はフレンチで、初めて雉のお肉をいただきました。

ブールにある、ジャグジーで、あたたまり、アロマセラピーを受けたり、のんびり。

ちょっとだけ、贅沢してきました。これで本当に私たちの夏も終わりです。

備忘録、ホテルは、ここ ー Bailiffscourt Hotel & Spa

Parham House パーハムハウス

29/09/2016 § コメントする

遅い夏休みにブロッサムと共に、出かけました。

ウエストサセックス地方に出かけたのですが、途中、お庭を見ていこうということで立ち寄ったのは、Parham House パーハムハウス。エリザベス朝に建てられた、お屋敷で、お庭が有名です。

すでに9月も終わりに近づいたので、お庭、と言ってももう終わりだろうとあまり期待しなかったのですが、思いの外花が残っていて、嬉しい限り。

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見渡す限りの広大な敷地(相変わらず)で、ワンコオッケー!

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とりあえず、腹ごしらえ。庭でランチしましょ。

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古い井戸があちこちにありました。趣があって、素敵ね。

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長い、壁に沿って、有名な、ウォールガーデン。

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温室も、縦長の珍しい形です。

今回、ピップ君はお兄ちゃんと家で、おする番。

夜の間、起き出して、マーキングしてしまうようになったので、今回のように、お泊まりの時は、ちょっと難しくなりましたね。

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ちょうど、リンゴの収穫時期。こんな風に仕分させておりました。横にあるのは古いジューサーですね。昔は、この機械に挟んで、果汁を絞ったのでしょう。

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ゆっくり庭を見て、庭に隣接するカフェでお茶を飲んで、のんびり出発。
その途中の道で、こんな珍しい方たち。

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雉のカップル?プラス1。オス2匹とメス1匹。猟師さんに撃たれませんように。こんな子たちがいたよ、と友人に写真を送ったら、前に向かって逃げたでしょ、と言われました。

そうなんです、脇によけてくれれば良いのに、この子達、前に向かってトコトコと逃げるのですよねえ。後ろから車で、ゆっくり走って行きました。

この後、ホテルに向かいます。

つづく