一応、桜
05/04/2016 § 2件のコメント
こんなちょっとだけど、一応、桜と記念撮影。
日本から、たくさんの桜の便りが届いています。満開のようですね。ため息をつくばかりですが、ロンドンでも思わぬところで咲いていて、立ち止まって眺めています。
いつも行く公園の、この桜。ピップ君は、背が低く、一緒の写真に収めるのが、難しいです。
桜、あと、何回見られるのかな?なんて、考えてみたりしました。そんな、お年頃です。
心持ち暖かくなり、晴れの日も多くなりました。
水仙が終わり、チューリップが色づいて、気持ちも浮き立ちます。
日本の4月は旅立ちの季節。ヨーロッパはイースターの季節。
ブロッサムさんの参画している、脳出血、脳梗塞のリハビリをお手伝いするプロジェクトにも新しい新入りが入ってきました。
その名も、ブロッサム!
便宜上、ブロッサム、ジュニア、と呼ばれております。まだ、パピーなので、かわいさ抜群。デビューおめでとう!一緒に楽しくお手伝いしようね〜。これからよろしくね。
少し春めいて
17/03/2016 § コメントする
日曜日、朝起きたら、晴れていました。
ていうか、バタンバタンという音に気付き、うっすら目を開けると、いきなり目に入ったのは、この顔。
オットの脱ぎ捨てた靴下をくわえ、尻尾というか。お尻をグニャグニャ振りまくって、私を起こしにきました。
いつもは階下で寝ていて、ゲートを閉めてあるし、部屋のドアも閉まっているのに、なぜかどちらも開いて居た様子。
あまりに可愛くて、笑っちゃいました。でも、さすがに許されるとわかると調子にのるゴールデン。
この後、ベッドに飛び乗ってきて、人の顔を思い切り踏んづけてくれました(痛かった)
そして、この日はチャリティーのお散歩会があるとのことで、参加してきました〜。
私は昇ります、のブロッサムさんと、
僕は乗りませんのピップさん。
14歳でも、1時間半以上の散歩もちゃんとついて来る、元気ジジイ、ピップくん。
こんな2ショットも、撮ってもらって嬉しいなあ。
これからもっと季節が良くなるから、いっぱい散歩に行こうね。
そして、今日は、ブロッサムさん、新しい経験をしてきました。
「犬恐怖症」の男性の精神科のカウンセリングに、頼まれて参加。
日常生活に支障をきたすほど恐怖症の患者さん、小型犬で経験を積み上げて、大型犬に会うのは初めてなので、いろいろ注意を聞いて、いざ!
こんな風に、触ってもらえるまで近づけて、大成功! ブロッサムさん、役に立ててよかったね♪
最後に、今日、3月17日は、先代犬、ぽぴーちゃんの誕生日。
6歳の誕生日、おめでとうね。空の上から見守ってくれてありがとうね。
一年間、よくやったね
15/12/2015 § 2件のコメント
セラピードッグとして、参画している、脳出血、脳梗塞、犬を使ったリハビリテーションプロジェクトのクリスマスパーティーがありました。
体の機能や、言語に後遺症を残した犬好きの皆さんを、犬を使って楽しくリハビリテーションをする、このプロジェクト。
実際に、いかに動物の持つ力が偉大かを、目の当たりにできて、貴重な体験をさせてもらっています。
今年一年、頑張った犬たちと、仲間たちに、乾杯!です。
http://www.strokerehabdogs.co.uk/
是非、サイトを覗いてみてくださいね。
雨、風、虹、そして、選挙
07/05/2015 § コメントする
しばらく不安定な天気が続いています。
強風の庭で、ブロッサムさん、おトイレ中。ピップくんも耳をひらひらさせながら、風を楽しんでいました。この一週間、ものすごい、雨が降ってみたり、風がビュービュー吹いていみたり。その両方だったり。
この強い風、英語で Gale と呼びます。通常、こういう不安定な天気は、4月の特徴。
April Shower と呼び、さっきまで晴れていたのに、いきなり真っ黒で、厚ーい雲が強風と共に流れてきて、いきなり雨が降り出す天気。今年は4月のこのような天気になることがほとんどなくて、5月になりました。話によると、今年は記録的に雨の少ない4月だったとか。。
土砂降りの合間に、こんな虹が出たり消えたり、ドラマチック。
ただ、全体の降水量は少なくて、このままだと、今年の夏は水が足りなくなりそうで、ちょっと今から心配です。
さて、本日、イギリスは総選挙でありました。
日本と違い、候補者の立て看板も、白手袋も選挙カーもなく、投票日は伝統的に、木曜日。
平日の選挙です。日本人の私には選挙権はありませんが、今日はブロッサムとホスピスのご訪問のボランティアに歩いていく途中にある、公立学校が投票所になっており、サインが出ていました。
ところが、周囲に、あまり人を見なかったんですよねえ。
郵送による投票を選ぶ人が多いようで、平日の投票で勤め人は、郵便を選ばざるを得ないのだろうなぁ。
今回の総選挙、2大政党が交互に入れ替わり政権をになってきたイギリスも、小さい政党の台頭で、大接戦となり、各党首は精力的にあちこち訪れ、テレビで政策を伝え、党首同士の、激しい討論を、原稿もなしに戦わせ、丁々発止とやりとりする姿をみると、自民党が、長年政権を握り、世襲、官僚、地縁、地元誘導の日本の政治とは違うなあ、と思うでのありました。党首も官僚も、若くて、エネルギッシュ、、、、とテレビを見て頼もしく思うのであります。まあ、この国も、あまり楽観できない状況ではあるのでしょうが。
そして、面白いのは、今日のトレンドで、ネットで調べられた上位に、
「投票所に犬をつれていかれるか?」
という検索があがり、また、犬を連れて投票に出かけた人々が、犬を投票所の前につないでおき、それを見た人が、twitterに、飼い主が投票する間、外に繋がれて、帰りを待つ犬の写真をアップし始めたのが、おおきなトレンドになって、 #DogsatPollingstations
という、ハッシュタグが立ち、大人気になったのであります。
こちら、Twitterから転載です。
結局、投票所に「お行儀の良い犬は一緒に会場には入れます」という方針があとで広められたのですが、投票所に犬も連れて行っていいというこの国の大らかさ。
そして、間髪入れず、動物を守るべく活動している、 RSPCA は、同じくTwitter で、犬を外につないで、投票するのは、誘拐などが起きる可能背があり、危険ですので、やめましょう、などと発信。
総選挙も、犬を巻き込む出来事になる、この国ならではの展開となりました。
さて、結果は明日の朝には、わかる予定ですが、これからの政権はどうなっていくのかな?
今回、我が家の末っ子、No3も、初投票。
私が仕事に出ている間に投票にでかけましたが、見事に鍵を忘れて玄関をでて、自分を締め出すという失態を演じておりました。一生忘れられない初選挙になったね
セラピードッグ「ぶぅさん」@ホスピス
12/01/2014 § 8件のコメント
ぶぅさん、セラピードッグとしての第一歩。
終末医療をになう,ホスピスの,デイセンターへのご訪問,行ってきました。
このホスピスは,国内で唯一,宗教を母体としていないホスピスで、訪問を始めるまでに、少し準備が必要でした。
多くの違う文化が行き交うロンドン。キリスト教がマジョリティーではありますが,ユダヤ教、ヒンズー教、イスラム教、無宗教など,いろいろな異なる宗教や,文化が混在している訳で,イスラム教の人にとっては,犬は,不浄のものだったりします。
そして、インド系の人たちや、アフリカ系の人たちは犬に大変な苦手意識を持っている人が多く見受けられるのも事実です。
恐怖症と言えるくらい、犬を見ると,条件反射的に、恐怖を感じてしまうようで、特に大型犬を見ると,顔はこわばり,動きは止まり…
ホスピスのスタッフにも、イスラム教の方が一人おり、また、患者さんにも,イスラム教や、犬が苦手な人がいる場合、どうしたらよいか?
という検討を,ホスピスのスタッフの方と,事前に十分とする必要がありました。
いろいろ話した結果,私とぶぅは,試験的に、入り口に置いてある,ソファーのあるスペースに毎週一回、決まった時間に1時間ほどいる事にしました。
そうすれば、私たちがいる事が,来る人に伝わるし、会いたい人はソファーに来てくれれば,ふれあう事が出来るからです。
ホスピスのデイセンターは、終末期である患者さんで,でも,自宅で介護をうけながら暮らしているけれど,そういった方が、週に3回、通ってこられる場所で、ガラス張りで明るい、新しい、とても素晴らしい専門の建物で運営されています。当然、医師や,看護師が常駐しており,介護をする家族が、患者さんがここに来ている間,介護から少しお休みをしてもらえるという利点もあります。
中には大きなホールと、大きなダイニング、そして中庭があり、ホールにはベッドで休めるコーナーや、椅子がちゃんと二つある,本格的美容室,その中には,ネイルコーナ−もあり、アートセラピーや,ミュージックセラピ−の出来る部屋も併設。美容師さんや,ネイリスト、セラピスト,アートの指導者など,みなボランティアで、運営されています。
二階には、軽く運動が出来る,簡単なジムもあり、理学療法士や作業療法士がおり、大変行き届いた施設です。
ぶぅちゃん、頑張りましたよ。
セラピードッグの黄色いベストをきて、黄色いリードで、出陣。
スタッフや、患者さんの家族にかわいがられて,キョトンとしていましたが。しっぽふりふり。
大変いい子に出来ました。
患者さんは、今回は、お二人が大変喜んで下さいました。
お一方は、大変、若い男性。
ぶぅの横にずっと座り、なでなで。いろいろ、ぶぅや、私に話しかけてくれました。お昼も、ぶぅの隣で食べたいと、サンドイッチを持ってきて食べて、爪を切る為に二階に行くときも,戻ってくるから,まだ帰らないで、と行って渋々二階に行きました。
そして,もうお一方は、大きなソファー状の車いすにのっている多分インド系の,お年を召した男性。
ほとんど体を動かすことができませんでしたが、椅子の横にすわったぶぅに,触ろうと、一生懸命,手を伸ばして下さいました。
そして、満面の笑み。ぶぅの耳が気持ちいい,と、必死に手を伸ばしてくれます。一緒に写真も撮って欲しいといわれ、写真撮影もしました。
本当にうれしそうな顔で,笑って下さいました。
笑顔がうれしかった。
改善したい点もみえました。
ぶぅさん、やはり、女性に比べ,新しく会う男性にたいして、少し怖がる気配がある事。
これは,ぶぅさんを、引き取った時すぐに,男性が苦手と気づき,ドッグトレーナーさんに対処を教えてもらうとともに、ドッグクラブで男性の皆さんに協力してもらって,だいぶ良くなっていたのですが,やはり残っているのですね。これは,少しづつ,直して行きたいと思います。
それから、大きなソファーのような車いす。
初めて見るので仕方ありませんが,彼女の方に向かってアプローチして来た時,やはりおびえました。そして近づくのを躊躇。これも見た事もがないものへの慣れが必要ですので,当たり前とは言えますが,改善して行きたいと思うポイントでありました。
そして、体が自由に動かせない方の為に、台を考えようと思いました。低い場所まで、かがむ事が出来ない場合、彼女を台の上に乗せると,触ってもらう事がもっと簡単に出来ますので。これは台さえあれば、アジリティーで台の上に乗る訓練をしているので、問題ない筈です。
初めの一歩、踏み出せたね。
来週も行ってきます♪