トップガンドッグの世界、フィリパ・ウィリアムス先生とその弟子

08/08/2015 § コメントする

オットとの旅行から帰り、ブログの更新もできないまま、次の旅に出ました。

イギリス中部の、ノースヨークシャーです。ロンドンから、車で350キロ、一路、北を目指し、高速道路をひた走り着いた先は、ガンドッグ(鳥獣狩猟犬)のトップトレーナーの一人、フィリパさんの本拠地。

こちらには、ゴールデンレトリバーのご縁で知り合った、日本人、まいてぃーさん←クリックが、弟子として、住み込んでガンドッグトレーニングを習っており、そこへ、ガンドッグの本場を見に、日本からお客様達が来るのことでして。

私め、その、みなさまのお手伝いをさせていただいたのでありました。

到着した皆様のレクチャーに着いて行って、できる限りの通訳と、その他のちょっとしたお手伝いをするのが、私のお役目。

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イタリアから彼女に、師事を望んで参加の、ガンドッグクラブの皆さんに、ジャンプの練習を指導する、フィリパさん。

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彼女のところにいる犬は全部で、10頭。ラブラドール、ゴールデン、そして、スパニエル。みんな、ショーのタイプではなく、フィールドタイプという、実際に回収作業や、フラッシングという、小動物や鳥を、藪から追い立てるための実戦部隊として、生まれてきた、世界的にも、トップクラスの能力を持つ犬たちです。そして、ラブの2頭と、ゴールデンの一頭は、競技会で優勝したことのある、エリート軍団。

フールドタイプは、見た目も、ショータイプに比べ、小柄で、ゴールデンは毛も短め、スパニエルは、足が短めです。

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村のホールで開かれた、パピーのクラス。マットとクリッカーを使ったりしてトレーニング。

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これは、スパニエルの若い子に、クオータリング、と言って、指示した範囲を右、左と、∞の形に動かし、小動物を追い立て、猟のお手伝いをさせる訓練。ハンドラーが口に笛をくわえたら、お仕事始めの合図、ハンドラーの手の動きに沿って犬は動きます。そして、ガンの音がしたら、(これは訓練ですので、音だけでる、運動会のピストルのようなものを使用)瞬時に座らせる練習。そうでないと、犬が撃たれる危険があります。

このように実際の猟は横一列に並んて列を崩さないようにして歩きながら、進むので、見学者も、一列に並んで、進みます。

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こちらは6ヶ月くらいの、子犬のトレーニングクラス。少し離れて座る練習や、座ったまま我慢させる練習などです。

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このトレーニングが開かれたのは、個人宅のお庭、それはそれは美しく、また、ものすごく良い花の香りが、どこからともなく漂ってきて、本当に幸せな気分になれる場所でした。

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こちら、先生とまいてぃーさんによる、水辺での、レトリービングの練習とデモンストレーション。

犬たちは名前を呼ばれた子だけが、ホイッスルと、手の動き、言葉のコマンドにあわせて、水に飛び込み、草地を走り、言われたダミー(キャンバス地でできた、棒状のものや、プラスチックでてきて水に浮くようになっている筒)をとりに全速力で走って行って、回収し、しっかり落とさず、持って帰り、ハンドラーにしっかり渡す練習。本番では、実際の猟について行き、弾に当たった本物の鳥を傷つけないように持ち帰ります。彼らは、そのお仕事をきちっと果たすべく、このようにトレーニングを積んでいるのであります。

犬たちはまるで、リモコン操作をしているように、ハンドラーの指示通り走ります。もちろん走るだけでなく、笛一つで、緊急停止もすれば、泳いでいる最中でも、文字通り犬かきで水中で止まり、ハンドラーの指示を見たりもするのです。

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まいてぃーさんの愛犬、ベリー。

ホイッスルで、ストップの指示を出され、止まって、集中して、次の指示を待っているところ。すごーい!

この犬達は、言うなれば、ガンドック界のトップアスリート達、例えれば、両親ともに、東大や、京大出身のもとに生まれ、四谷大塚、特進コースのクラスでもトップ中のトップの子達。私がロンドンで通っているドッグクラブは、地域密着の熱い指導者のいる、落ちこぼれでも拾ってくれる個人経営塾というと、なんとなく違いがお分かりいただけるでしょうか?

もちろん、私はこの、どちらも、素晴らしい!と思っているのですがね。

この期間中、なか3日間は、CLAゲームフェアー、という、大きなお祭りも、この近隣地区でありました。

これは、広大なマナーハウス(貴族の大邸宅)で、カントリーサイドに暮らす人たちのために開かれるショーで、馬の競技会、釣りに関するデモンストレーション、猛禽類を使ったハンティング、フェレット、猟銃、そういう人のための洋服や靴、そして、ガンドッグのエリアなどがあり、それぞれに、ショーリングや物品店、食べ物、ローカルなお酒類などもなど買うことができます。

ガンドッグのエリアには、競技会が開かれるアリーナ(ヨーロッパ中からチームが来ていてコンペティションをしていました)これ以外にも、一般の人が自分の犬とアジリティーやレトリービングにチャレンジできるエリアや、ガンドッグの講習会のリング、ケンネルクラブのリングなど様々な催しが毎日切れ目なく行われておりました。

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こんな可愛い、イギリス人なら皆知っている紅茶メーカーのテントもあったよん。

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そして、こちらは、イギリスならではの風景

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と、このイベントにも、フィリパ先生は、1日2回、リングに出て、講習をなさっていました。

そして、まいてぃーさんも、推薦を受け、競技会に出られておりましたよ。すごーい。

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この、フィリパ先生の一番弟子、まいてぃーさん。

日本から、若くして、この世界に飛び込み、はじめに、先生の門を叩いたのは6年前とのこと。昨年、YMS (ワーキングホリデー)のビザ取得に成功して、イギリスに2年滞在が可能になりました。20代前半の遊びたい盛りを、近所の村まで自転車で20分もかかる、小さな村で、朝7時から10時近くまで、毎日、犬の散歩、世話、犬舎の掃除、トレーニングのお手伝いなどをこなし、夜も、犬の散歩、排泄につれだすなど、夢に向かってコツコツと積み上げて、フィリパ先生の代わりに、トレーニングの講師を任されるまでになりました。

ビザが切れる来年4月には、この、貴重な経験と知識を持って、日本へ帰国するそうです。

きっと、すぐに日本のガンドッグのトレーナーの第一人者になるでしょう。これを読まれたみなさま、ご期待ください!

最後に、こちらに、フィリパ先生が、世界的に有名なドッグショー、クラフツで、ショーリングにあがった、今年のビデオを貼り付けておきます。

まいてぃーさんも、リングに出て、紹介されていますよん。

そして、リングで、ちょこまかと動き回り、世界的に人気者の、スパニエルのシークレット(小さい黒いワンコ)

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ご自宅でも、プラスチックのコンテナーをくわえて、やんちゃに遊んでおりました❤️

私にとって、この旅はある意味、大きな意味を持つ旅になりました。その辺りは、また違う機会に書きたいと思います。

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全てが終わって、見た夕日。あまりに綺麗で車をとめて、しばし、みとれておりました。

長い文章お付き合いいただき、感謝です!

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犬と言葉を使わず、コミュニケーション!

12/06/2015 § 4件のコメント

ドッグトレーニングのひとこま。

3数えたら、自分の犬を手のサインだけでよんでくださーい。

一番左の子だけ、サインを出す前に、動いてしまいましたが、他の子はちゃんとわかりましたね〜。犬に話しかけるのは、最低限に、というトレーナーさん。言っていることが正しいなあ、と証明されます。

満面の笑みで、「オカーさん、よんだ?」って、帰ってくる娘に、メロメロの私であります。

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