MATISSE CUT-OUTS

22/04/2014 § 6件のコメント

連休最終日、家族揃って、お出かけです。
地下鉄に乗って、降りた所は、


セントポール駅。

ロンドンのランドマークとして、そびえ立つセントポール寺院の足元です。

チャールズ皇太子と、ダイアナ妃の結婚式も執り行われた由緒正しきこの寺院。

晴れ上がった休日の空に、そびえておりました。

ロンドンの景観はこの寺院のドームの高さを基本に決められております。
これより高いビルを建てるのは、かんたんではないし、このドームを見えなくしてしまうような場所に大きなビルを建てることも、難しいことになっています。

いつみても美しい、この寺院を横目に、我が家族は、足早にテムズ川の方向へ小走りです。

西暦2000年を記念してテムズ川にかけられた、ミレニアムブリッジを渡るよ〜!


近代的な吊橋で、ワイヤーで支えられており、歩行者専用です。


あ、でも、ワンコも渡れます❗️

向かった先は、Tate Modern
古い工場を改装した、巨大な現代美術館です。

朝10時に予約して、いそいそ出かけたのは、
アンリ・マチスの 特別展。


http://www.tate.org.uk/whats-on/tate-modern/exhibition/henri-matisse-cut-outs

彼の、絵画ではなくて、cut out と呼ばれる、色を塗った紙をハサミで切って作り上げた作品展。

健康状態が良くなくなってから、絵を書くのが難しくなり始めた手法で、数々の名作が残されました。

思えば、その昔、若い頃、出会った彼の一枚の絵に、心奪われ、それから私が、思いを寄せていた作家、マチス。


これが、私の心をつかんだ、彼の絵、「金魚」

彼の、黒の使い方が大好き。

例えば、この絵では、こんなにたくさんの部分に黒を使っているのに、全体の印象が、暗くならず、明るさや、華やかさ、金魚達にそそぐ光、透明感までを感じることのできる、この不思議さにいたく心惹かれたのでした。きんぎょもかわいいし♪

ニューヨークで見た、代表作、ダンスの実際の、絵の巨大さと、大胆さにも感激。

で、今回、ロンドンで特別展。

ドキドキしながら会いに行った彼の作品たちの、色彩の豊かさ、大胆さ、切り出した線の柔らかさ、削ぎ落とされた表現。ノックアウトされた!

あー楽しかった。

もっと私も、色をいろいろな所で、楽しもう、なーんて思いながらスキップして帰って来たのでありました。

今回、この展示会の冊子で、知った新しい事実。

ダンサーに特別興味を持っていた彼が、ショスタコービッチの交響曲一番のバレエの衣裳の演出を始めた時、ショスタコービッチの音楽の中に5色の色を見出して、その5色にシンボルとなる意味を与えた、と書いてありました。

それは、白ー人間、黄色ー邪悪さ、青ー自然、赤ーマテリアリズム、黒ーバイオレンス。

とのこと。

マチスの黒、が好きな私、、
音楽も、モーツアルトの優美さより、ベートーベンの激しさに惹かれる。

私って、心の中は激しい人間なのかな?なのだろうなあ。

自分の事って、いつになっても、よくわかりません。

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§MATISSE CUT-OUTS」への6件のフィードバック

  • まきまき より:

    マチスの絵というと、帽子の女と夫人の肖像くらいしか思い浮かばない
    絵画に疎い私ですが、
    cut outの作品はいろいろ思い浮かびます。
    cut out作品を作るようになった経緯、初めて知りました。
    「金魚」の絵、いいですね。
    本当に、黒も多いし、タッチもベタッとした塗り方に思えるのに、溢れる透明感。
    弾む心がスキップになって現れるばくさん、
    案外と胸の内に秘めたものは熱いからこそ、
    仕事にも打ち込み、素晴らしい出逢いをし、
    日本を離れて家族と暮らしているのかもしれませんね。

    ロンドンの街がセントポール寺院を基準に作られているとは!
    日本も京都の建物は高さ制限があるようですが、
    首都であり国最大の街の街づくりがっていうところが素晴らしいですね。

    セントポールというと、キャンディ・キャンディの行った学校(歳がバレバレ)、
    それに母校を思い出してしまいます。

    • ばく より:

      会場で、作品の作成風景のビデオが流れていたのですが、大胆に切り抜いた形を、アシスタントの女性が、画鋲を使って,指示された場所に貼付ける作業をしていました。こんな風にしていたのだなあ、と興味深かったです。

      セントポール、美しいドームを持ったこの建物は、やはりランドマークとしての存在感を今でも、放っています。

      キャンディーキャンディー、私なんて、よく知りません。もうひと世代うえなんですよねえ。。。

  • マイマ より:

    お久しぶりです。。よかった。。コメントができるようになって♬

    あたしもマチス大好きです。。ターナーも好きです。。
    この金魚の絵いいですね♬  とっても素敵です。。

    そちらは・・大規模な絵の展示会などが開催されるのでいいですよね。。
    行きたかったな~~。。

    • ばく より:

      マイマさん、お帰りなさーい。
      ターナーも好きですか!イギリスの数少ない有名画家であります。
      この絵いいでしょ。。好きなんですよ〜。大規模な展覧会、あちこちで開かれており、手軽に見る事が出来るのは、ロンドンに住む一つの利点だと心から思います。また、是非!いらしてください。

  • ままま より:

    いいお天気で気持ちよさそうなロンドンですね!
    あ~、私もこの間テート・モダン行ったのだ(笑)
    特別展の入場券買ったけどつまんなくて、、、もう誰のだったか忘れてるし💦
    マチスいいよね~。
    でもcut-outって知りませんでしたよ。素敵ですね。。
    予約して見るシステムいいですね!
    日本の美術館の特別展は並ぶし混んで好きな作品をじっくり楽しむこともできなくて嫌いです。
    自分なりの見方でゆっくり楽しみたいですよね。

    • ばく より:

      ことしは本当にうそかと思うほど天気がよくて、季節の進み具合も1ヶ月早いです。言うなれば、異常気象でしょうか?5月になってもいないのに、我が家の裏のトトロの木ももう、葉っぱがわんさか。テートモダン、残念でしたね、でも、あの美術館の見る所の半分は建物自体とあの、中の巨大空間かな?って思います。
      予約をしてみるシステム、いいですよね。立ち止らないで下さい,とか,言われて絵って見るもんじゃないと思います。
      また、来て下さいね。待ってますので。

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