フロイトさん、こんにちは

02/01/2014 § 7件のコメント

一年の計は元旦にあり、というのですが、今年は夫婦ともに、電池が切れたように、ボーーーっとしてしまった私たち。天気もそれはひどいもので、大雨に横殴りの風。

気分を取り直して、2日の今日は、北に住む、義姉と甥っ子が、ロンドンに来ているため、一緒に出かけました。

向かった先は、フロイト博物館。

実は我が家から車で30分ほどの距離で、私は同じ道に、何度も仕事で行っている馴染みの場所ですが、今まで、いつも通り過ぎてばかりでして。
大きな通りから一歩入った、そこは静かで瀟洒な住宅街。

フロイトが、亡くなるまで住んだ家で、外見は当時のままです。
ロンドン名物の、ブループラーク(窓の上の丸くて青い看板)が見えますでしょうか?

これは、有名人がかつて、住んだり、歴史的出来事があった場所だということを示すもので、きちんと審査をして、イングリッシュヘリテージが取り付けます。


有名な、診察用の、カウチ。


オーストリアから脱出して来た時、持ってきたと言われる書籍たち。


エジプトを中心とした、コレクションの数々。
考古学と精神分析は大変近いものがある、と彼は考えていたそうです。


なぜかダイニングにかけられていた、昭和4年と書かれた山中湖の版画。


階段の踊り場の窓。奥さんはここで刺繍などを楽しんだそうです。


彼が亡くなった時横たわっていたカウチ。


2階にかかっていた掛け軸。多分、日本ではなく中国のものかなあ?


2回の階段の上、吹き抜け越しに見た景色。
フロイトも同じ景色を見たに違いありません。


左は、あの、ダリが描いたフロイトの素描。存命中、本人にみせることはなかったそうです。
右のデッサンは、フレディナンド シュムッアーという人によって書かれたものですが、フロイト自身、大変気に入っていたそうです。


奥様の名前が入った、結婚指輪と、メモパッド。

精神分析や、心理学の権威と言われているフロイトが、ロンドンで住んだ家。

確かに、閑静なエリアにある、チャーミングな家ではありましたが、彼の有名さから思うと、慎ましやかな印象でありました。

この指輪の隣に、彼の着ていたコートと傘もありました。
仕立ての良さそうなコートの肩幅は、思いの外小さく、小柄な人だったのですね。
少し意外な気がしたのはわたしだけでしょうか?

私の中では、遠く離れた、書籍の中だけで、存在していた人物が、
いきなり、リアリティーを持って、そこに、存在する不思議さ。

新年にふさわしい、なんとも、新鮮な気持ちになったお出かけでありました。


お預かり犬、コビイは、ご家族が、旅行から戻られて、帰宅。
家中が静かになりました。ちょっとさみしいですが、ホッとしたのも事実です。

そうそう、ブループラークで思い出しました。
実在の人物でないのに、ブループラークがつけられている例外的な場所があります。
それは、ベーカーストリートの221B番地。

シャーロックホームズの住まいとされた場所です。
昨日、元旦に、イギリスの国営放送、BBCで、人気テレビシリーズ、
「シャーロック」の、新しいシリーズが始まりました。

このシリーズは、本当にスリリングでおもしろ〜い。
もしチャンスがありましたら、是非見て欲しいシリーズです。
日本では、レンタルビデオがあるらしいです!

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§フロイトさん、こんにちは」への7件のフィードバック

  • マイマ より:

    フロイトさんって・・あのフロイトさん??(笑)
    そうか・・ばくさんと同じで・・実在の人だったという感覚もなかったです。。
    確かに・・「リアリティーを持って・・」って言葉がぴったりだったわ。。
    素敵なお家ですね。。

    カンバーバッチさんのシャーロックホームズですね。。
    レンタル店でみんな見てて・・次回作を待ち焦がれておりました。。
    日本でも人気ですよ

    • ばく より:

      マイマさん、あの,フロイトさんです。ね,なんか不思議でしょ。ええ,,マイマさん,私もいますよ〜!ここに(笑)
      で、日本でも、人気なのですね。あの,シャーロック。彼、カッコよくないけど,カッコいいですよね(?)新シリーズ、家族で見ています!

  • ままま より:

    そちらは明けてしまえばもうお正月気分はお仕舞ですね。
    最初のお出掛けはナイスチョイスですね!
    近くにありながらなかなか行く機会を持たないところってあるものよね。
    フロイトさんっていかついイメージがあったけれど、本当に気持ちの良さそうでチャーミングなお家ね。
    教科書だけで知っているような人が急に血の通った身近な人に感じられます。
    イギリスのブループラークはいいアイディアだと思うわ。
    こういうセンスがいいよね。

    • ばく より:

      まままさん、そうなんです。1日だけは特別ですが、2日から普通の日でして、3日から2件も仕事が入ってしまいました。
      心理学を勉強している,甥っ子のリクエストで、ここに行く事にしたのですが、なんだか、教科書の中だけで存在していた、偏屈オヤジが、いきなりそこに現れた様な、不思議な感覚でした。ブループラーク、夏目漱石の元住んでいた下宿,にもついているのでいつか行ってみたいと思っております,一緒にいかない?

  • tenchan より:

    あけましておめでとうございます。

    フロイト博物館がここにあったのを初めて知りました。
    心理学もあまり真剣に勉強しなかったので
    歳とってからちょっと後悔してます。

    シャーロックのドラマ、シーズン1は見たのですが
    2のほうは見逃してしまいました。
    最近DVD放映アプリを入れたのですが、そこに入ってました。
    ゆっくり見たいと思います。
    でも、早口で何言ってるか分からないんです。情けない・・・・。

    ばく家の皆様にとって佳い年になりますように。

    • ばく より:

      tenchanさん、明けましておめでとうございます、お返事大変遅くなりました。
      フロイトさん、結構,行動範囲内に住んでいたのですよねえ。教科書に出てくるだけの人がいきなり生身の人間となって,現れる不思議。面白いです。
      シャーロック、早口ですよねえ。そして,画面に現れる,メールやテキストや、その他の大事なメッセージ、これは,英語が母国語でない人間には辛いです。必死ですよ,プラス字幕つけて,復習も必要です。英語が母国語だったらなあ〜。と事あるごとに、思います。tenchan家の皆様にも,最高の年になりますように!

  • […] 引用元: フロイトさん、こんにちは. […]

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